エアロファインクラシファイア(AC)
機器製作販売事業
エアロファインクラシファイア(AC)は、高精度分級をシングルミクロン以下の領域で実現する装置です。機内に分級ローター等の回転体を設けず、固定羽根により旋回流(自由渦)を発生させ粒子に遠心力を与えています。同時に遠心力と反する向きに働く空気抗力を粒子に与えます。これら二つの力(遠心力と空気抗力)のバランスによって分級点を設定し、粗粒子と微粒子に分級します。自由渦は分級羽根の回転で発生させる強制渦に比べてより高速な渦を作りやすく、より大きな遠心力を粒子に与えることが可能です。
制御が難しかった自由渦を当社独自の技術を用いてコントロールすることで、従来達成できなかった領域の分級が可能となりました。
構造
独自のツインエアー方式により微小化・高精度分級を実現
本装置はブロアの吸引によって大気中から空気を取り込み、装置外周部に設置した複数の傾斜羽根の間に空気を通すことで、機内に旋回流を発生させます。また、2次空気として圧縮空気を噴射することで高速な渦流を形成し、粉体のさらなる微小化・高精度分級を実現しました。
回転体なし固定羽根のみのシンプルな構造
本装置は、機器内部に可動部が全くありません。分解・洗浄性に優れ、付着性粉体、摩耗性粉体の対応も容易にできます。
特徴
- ナノ分級・サブミクロン分級
- 高精度・高効率
- 高分散性
- 高分解洗浄性
- セラミックによる耐摩耗化(金属コンタミレス)
- ローターレス(コンタミレス、易洗浄性)
- 不活性ガス下処理
- 粉体のさらなる微小化
分級例
積層セラミックスコンデンサの誘電体層を形成するチタン酸バリウムでは、サブミクロン粒子中に微量に含まれる1μm以上の粗大粒子の存在が問題となります。このようなサブミクロン粒子を分級する際には、分級点がその領域まで到達しないことや、凝集や付着が生じることが大きな問題でしたが、エアロファインクラシファイア(AC)は強力な渦流を形成することで、これらの問題をクリアし、1μm以下のトップサイズの分級を実現しました。
原料
製品
世界最小分級径への挑戦
現在、ナノサイズの超微粉体への分級適応に取り組んでいます。
従来のエアロファインクラシファイア(AC)の特徴である高精度分級、回転体のないシンプルな構造はそのままに、従来よりもさらに高速な旋回流を発生させることで、乾式では不可能であったナノ領域での分級を実現しております。今後も、世界最小分級径へ挑戦を続けます。
シリコン
原料
BET径:92nm
微粉
BET径:75nm
ニッケル
原料
BET径:90nm
微粉
BET径:40nm